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柔道部主将・伴、なぜ捕手になったのか

父・星一徹の指示で入った星雲高校野球部だが、その弱さに辟易する飛雄馬。しかし、そこには飛雄馬を確実に甲子園に出場させるための、一徹のある考えがあった。

権力に頭の上がらない顧問、やる気のない先輩たちを前に、飛雄馬は「甲子園出場」さらには「巨人軍入団」という確固たる目標のため、腐る気持ちを抑えて、チームをまとめようとさまざまな努力を試みる。

そこには「自らの努力」「先輩を立てる配慮」「同級生への励まし」など、少年アニメお決りのケンカ、友情にとどまらない、ドラッカーさながらのビジネス論やマネージメント能力が垣間見える。

その人心掌握術を持ってして生まれるのが、飛雄馬と伴宙太の黄金バッテリー。PTA会長の息子、強豪柔道部の主将という権力で、野球部でやりたい放題だった伴に対して、その性格を分析し、自らの女房役として抜擢するまでの飛雄馬の策略は学生、社会人、新社会人ともに一見の価値あり。

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星一徹、ジェットコースターでご機嫌!?

伴とバッテリーを組むことも見越していた、恐るべき先見の明を持つ一徹。“巨人軍幻の史上最高の三塁手”だった一徹は、なんとしてでも息子を巨人軍に入れるため、vol.2でもたびたび常識はずれな行動を見せる。

特に飛雄馬には厳しくあたる一徹だが、星雲高校の監督を引き受けることを決めると、飛雄馬を遊園地に連れて行き楽しく遊んだり、買い物をしたり、いつになく優しく甘い父の姿に。今後の辛く厳しい道のりのフラグともいえる貴重なシーンをお見逃しなく。

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