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【ぴあ×オフィシャルパートナー】#4 株式会社BOTTOM UP(前編)

「現場からいかにスポーツ界を変えていくかを目指す」

株式会社BOTTOM UP CEO 竹嶋大助氏

2021.06.28

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「ぴあスポーツビジネスプログラム」(以下PSB)は、株式会社BOTTOM UPとパートナーシップ契約を締結。事業面だけではなく、チーム現場のリアルを学ぶ機会を創出することを目的として、株式会社BOTTOM UPと取り組む事で事業・チーム現場の両輪を学ぶことができるプログラムを共に目指していく予定です。

株式会社BOTTOM UPはスポーツクラブをチームの現場から支えるプロフェッショナルが集まる唯一の会社。特にサッカー関連では国内トップレベルのほぼ全世代のチーム主務・キットマネージャーが在籍し、現在までにJリーグ10クラブ11名の主務・副務といったチームの下支えとなる人材も輩出しています。

――BOTTOM UPとはどのような会社でしょうか。
2007年3月に設立した会社なのですが、元々アディダスに勤めていた弊社の麻生英雄が、日本のサッカー業界に貢献したいという思いで独立を考えていた時に、私もちょうど自分で会社を興そうと考えており、麻生から「どうせだったら一緒にサッカーの会社をやらないか」という話になりスタートしました。

当時のスポーツ業界の採用というのは、元々スポーツ界やサッカー界にいた方々やそのお知り合いなどで成り立っていたので、そこに風穴を開けたいなと。スポーツ界やサッカー界で働きたい人たちや、引退した選手たちが現場で働けるよう育成できる場所はないかなと考えたんです。社名の“BOTTOM UP”という名前は、現場からいかにスポーツ界を変えていくかを目指す、という思いからでもあります。

――主な業務内容は?
国内トップレベルチームのユニフォームなどの物品を弊社で預かり管理し、試合や合宿用に準備し手配するということがベースになります。そして同様に、出向や委託業務という形でチームマネジャー・キットマネージャーとして多くの現場の業務に携わっています。

そのほか、海外遠征の経験もありますので、JリーグのチームがACL出場する際にはサポートを依頼されることもあり、昨年はヴィッセル神戸さんでしたが、これまでですとFC東京さんやガンバ大阪さんなどの海外の遠征のサポートもやらせていただきました。

海外関連ではほかにも、日本に来日する海外チームのサポートをしたり、日本サッカー協会さんと大会サイドの連絡役といったサポートをさせていただくこともあります。

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株式会社BOTTOM UP 麻生氏(左)と竹嶋氏(右)

――御社の採用基準は?
それぞれが目指す方向によって違いますが、まずは元気がよく、スポーツが好きで、挨拶ができるということが基本ですね。いわゆるボトムから支える人というのは、一見不条理なことを言われても対応しなきゃいけないという状況の中で、仕事自体を喜びとして感じられるモチベーションを持ってるかどうかというところが一番重要だと思っています。

さらに現場に入ったとき重要なのは、察する、周りの空気を感じられる、何を選手たちが求めていて、今チームがこういう状況だからこれをやっておくべきだということに対して、アクションがとれること。これは意外と面接ではわからない部分なんですよね。なので、弊社のシステムとして、最初から社員は採らないことにしています。必ずアルバイトから始まる。社会人経験があったとしても必ずバイトから始まって、経験を積んだら現場に出て、現場でのコミュニケーションや事前準備ができているかどうかなどの点を踏まえて、できる人はさらに次のステップとして取引先に顔を出して、というふうに、現状を突破していくことで初めて次のステップを踏んでもらうようにしています。

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――どういう人が御社の仕事に向いていますか。
まず自分の行動に責任もてるかどうかは非常に大きいところだと思います。それが例え小さなこと、1枚のユニフォームを準備することであっても、その先の何につながってるんだろうという想像力がないと、その1つの仕事に対しての意味も持てないですし、責任も持てません。実際、倉庫で準備をしているアルバイトの人たちって、延々とユニフォーム畳んだり出したり、ずっとルーティンをやってるので、正直、精神的には辛いんじゃないかと思うのですが、これを乗り越えないと、現場に行ってそれ以上の何かを求められてしまったとき、それに応えるだけのメンタルが足りてないんです。逆にそれができてくると、自然と自分から何かやろうと思えてきますし、そういう人じゃないと、チームに対してプラスを生み出せないと思います。現場だからこそ、一番細かく一番ボトムの部分を見られるので、そこでの気付きをどうフィードバックしていけるかというところは非常に重要ですね。

実際に、「こんな仕事誰でもできるし」という気持ちになる人は結構いましたが、周囲の人たちがJリーグに行くチャンスを掴んでいく中で、自分が掴めていないという現実に向き合ったとき、すごく変われるんです。そういう時には僕らも改善点を指摘します。改善できたら褒める。褒められたいと思ってどういうことに気を付けたらいいかを考え出すと、一気に成長のスパンに入るんですよね。そうして夢を掴んだ人もいますよ。<br>
延べですがアルバイトは80人くらいいたのですが、実際そこから社員になったのは10名満たないくらいです。ただ、うちの社員になるという出口だけではなくて、うちを卒業してJリーグの各クラブさんに社員として入るというケースも増えてきていて、現在うちのOBが10クラブ11名、J1 、J2 、J3それぞれに入っています。オフシーズン手前になると関係者から「うちに一人欲しいんだけど」という電話をいただくんですが、どのクラブも潤沢な資金があるわけではありませんから、現場を理解して体力があってなんでもやってくれる人材となると、「BOTTOM UPで育てた人なら」と言っていただけていますね。

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株式会社BOTTOM UPではスタッフ同士でフットサルを定期的に開催

PROFILE
竹嶋大助
株式会社BOTTOM UP CEO 

高校、大学を含む11年間をイギリスで過ごす。外資系ITのコンサルとしてキャリアを開始、その後パリでアパレルを経験。31歳でBOTTOM UPを設立。2010年にJFAのITアドバイザーに就任し、情報システム部門を設立、2020年7月に退任するまで部長として日本サッカーの中心に関わる。現在は外資スポーツテック企業のコンサルとしてアジアの新規事業開発に従事(兼業)。

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