Q. 「ペットボトル…」発売以降の環境の変化、 周囲の反応を教えてください。
A. たくさん講演会の依頼が来て、 和製英語について話す機会が増えました。 色んな人から 「この本を読んだ時、 目から鱗! 和製英語を見直した!」 という感想を聞きました。
Q. 一番最近、 心に残った「和製英語」はありますか?
A. タピるです。 言葉は文化から生まれます。 日本は、 今タピオカブーム中ですから、 「タピる」 という単語が生まれました。 もし、 タピオカのブームが冷めたら、 「タピる」という単語も消えるでしょう。 ちなみに 「タピオカティー」は英語で、 bubble tea と言います。
Q. 道案内や観光案内などをするときに気をつけたほういい「和製英語」があれば教えてください。
A. 「コンビニ」、 「ビル」、 「パン」などは英語っぽいんですが通じません。 話すときはまず、 パニクらないで、 ゆっくり話すことが大事です。 日本語で道を聞かれた時、 簡単な、 優しい日本語で答えることは大事です。 長い文章を使わないで、 言葉とフレーズで話すことで良いです。 日本語でも英語でも簡単でいいです。 オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語など)は通じないので、 使わないほうがいいと思います。
Q. メッセージをお願いします。
A. この本を書いた時に、 英語が苦手な人、 英語が好きじゃない人でも楽しめるような本にしたいと思いました。 その目標は達成したと思います。 和製英語は日本語ですから、 その魅力が溢れている言葉を楽しんで欲しいです。 けど、 英語圏に行ったら、 和製英語と本当の英語を区別する必要があるので、 この本の中に、 その区別ができるようなヒントをたくさん入れました。 この本を読んだ人から、 「好奇心が増えた!」と言われたら一番うれしいです。 好奇心があると、 カタカナ用語を聞くたびに、 「その単語は英語なのか…和製英語なのか…」と気になり、 わかるまで調べると、 言語力はずっと成長していくと思います。
祝!重版! アンちゃんコメント
アンちゃんが和製英語の魅力を“博多弁と英語”のバイリンガルブログ「アンちゃんから見るニッポン」( https://ameblo.jp/annechan521/ )に書き始めたところ大反響! 見た目のクールさとは裏腹に愉快で豪快なアンちゃんの人間性に惚れ込む人が続出。現在ではテレビのレギュラーや新聞連載など、九州でどんどん知名度を上げ、今や全国区のニュース番組でも密着されるようになりました。
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本書は、そんなアンちゃん念願の和製英語本。「和製英語は魅力的な日本語のコミュニケーションツール」と考えるアンちゃんが渾身の力を込めた、おもしろおかしく、とっても役に立つ、そして何より誰かに話したくなる内容となっています。
英語だと思って使っているけれど実は英語圏では通じないペットボトル、フライドポテト、スリーサイズ、ペーパードライバーなどの「和製英語」。日常生活にあふれるこれらの言葉を200の実例と多角的な切り口で徹底解説。アタマから読んでも、気になる単語からチェックしても、テキトーに開いたところからながめても、英語が苦手なアナタでもOK!! 驚きながら笑いながらいつのまにか愉しく知識が増えていくことまちがいなしの一冊です。
アン・クレシーニ
北九州市立大学准教授。専門は言語学。
アメリカのバージニア州出身。福岡県在住。
福岡で連載・レギュラー番組を持つ注目のアメリカ人女性で皆からは“アンちゃん”と親しまれている。
研究と並行して、バイリンガルブロガー、スピーカー、テレビコメンテーターなどの活動をしており、
西日本新聞にて日本の文化と言葉について博多弁で綴る「アンちゃんの日本GO!」を毎週、木曜に連載中。
バイリンガルブログ「アンちゃんから見るニッポン」(https://ameblo.jp/annechan521/ )も話題。
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・コレとくっつくと和製英語が生まれる!?
・「英語」+「英語」= 和製英語!?
・英語だけど、意味が違う和製英語!
・コラム「アンちゃんが街で目にした、びっくりジャパングリッシュ」「英語になった日本語」 ほか